会長の言葉
No.172
すこ〜れ誌より
″感動の体系″ と″欲望の体系″
ある種の″信仰″に根ざす教育は
″宇宙″と″生命″と″自己の存在″に関する
何らかの″感動の体系″をもっているものだ
しかし、わが国の公教育にはそれは存在しない
日本には宗教的なコンセンサスがないからだ
″信仰″に代わって
教育の根底におかれたのは″経済学″かもしれない
日本の教育が、経済学に組み敷かれてから
もはや何十年経つのだろう
経済学の根底にあるのは″欲望の体系″である
欲望の刺激によって経済活動を活発にさせるのだ
事実、それによって日本は発展した
極論するなら、
日本の学校も家庭も″欲望の体系″によって
子どもたちを育ててきた
感動は深まると
それだけで人を美しくさせる
欲望は深まると
それだけで人を卑しくさせる
その違いは、深刻な問題を投げかける
経済学が、日本人の意識を支配してから
この国は何かを失ったかのようだ
豊 水