会長の言葉
No.182
すこ〜れ誌より
″粘土″ は、どうして″砂″ になったか
かつて、
西洋の家庭は″砂″で出来ているが
日本の家庭は″粘土″で出来ている
″砂″の家庭のもろさにくらべて
″粘土″の家庭は強い
日本の家庭はしっかりしている、と
誇らしげに語られていたものだった
しかし、その後日本もまた
″砂″の家庭となってしまった
″粘土″は、どうして″砂″になったのだろうか
言うまでもなく、″水分″が失われたからだ
日本の家庭を瑞々しくしてきたもの
それは遥か《万葉の昔》より承け継がれてきた
自然と人間を結ぶ素朴な心の営みである
かつて、日本の家庭には
《人知が及ばないものへの畏敬の心》と
《祖先への感謝の心》が人々の心を満たし
子どもの心を育ててきた
仏教・神道という宗教の形式をとりながら
日本人の生活文化を支えてきたのだ
しかし、自然と祖先、親と子を結ぶ道徳は
この数十年の教育を通じて意図的に破壊され
水は枯れてしまった
″粘土″は″砂″になってしまったのだ
二十一世紀日本の家庭は
今の時代にふさわしいスタイルで
家庭の水分を取り戻さなければならない
豊 水