会長の言葉
No.186
すこ〜れ誌より


マザー・テレサは言った

文明の温もりにくるまっていると
それに甘えて
人生の一面がもつ過酷さとか
運命の非情な側面を
人は忘れがちになる

同じように、多くの人は
生きるための土台となる
家庭の本質が何であるのか
何が大切なのか
深く考えずに結婚し
子どもを生み、育てている

貧しい時代は
飢えへの不安や恐怖が
人を強くし、生きる知恵を育み
家族を結束させた
しかし、豊かさはそれらを腐らせている

マザー・テレサは言った
母親とは
そこにいるだけで
安らぎと喜びと希望をもたらす存在
父親とは
経済的に家庭を支える以上に
正義のために命をかける存在

インドの貧しい大地に生きた
一人の聖者のことばを
われわれは
よく味わってみようではないか


    豊 水

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