会長の言葉
No.220
すこ〜れ誌より


臆病と慎重


室町時代の剣聖、塚原卜伝(ぼくでん)に
次のようなエピソードがある

彼の高弟(こうてい)が馬の後ろを通った際
いきなり蹴られたが見事体をかわし
人々の賞賛を浴びたのを耳にして
まだ未熟だと、吐き捨てたという

彼自身は馬のはるか後ろを通り
蹴られる危険を未然に防いでいたからだ

卜伝は臆病ではなかったが
臆病なほどに慎重な面があったようだ

人の生き方にも様々ある

臆病なほどに慎重な生き方をする人と
臆病そのものの人もいる

新型インフルエンザの騒ぎを見て
つい思った

今の日本は
臆病なほどに慎重であるというより
臆病そのものの人が多いのではないか、と


    豊 水

No.219
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