会長の言葉
No.257
すこ〜れ誌より


イジメ問題に思う

イジメは喧嘩と違う

喧嘩は、力の差が近接してこそ成り立つものだ
強者が弱者を襲う喧嘩をイジメというのではないか

大津市の事件で、教師たちが
イジメを喧嘩だと強弁していたモラルの欠如を思う

執拗なイジメを繰り返す加害者の心は
正常な精神を失っていることが多い

家庭で痛めつけられ、追い詰められた心の傷を
他人を害することで癒そうとする歪んだ行為だ

人間の価値は、弱者とどのように接するかで決まる
弱者を痛め、もてあそぶのは人間として最下等の行為だ

弱者をいたわり、優しく接する文化を育てることで
サル科の動物は尊厳な人格を備えた人間≠ニなったのだ

子どもから大人への成長する過程は
まさに動物が人間≠ノ成長する歴史的体験の再現である

それだけに親と教師の役割の重要さは
どんなに強調されても過ぎることはない

ただ一つ、加害者や学校側を批判するだけの世評に言いたい
それは、子どもの自殺は親との心の断絶の表明でもあるということ

イジメが自殺の動機ではあっても
真の原因であるか否かはよくよく究明しなければならない


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